クールシニアのウェブマガジン

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クールは「カッコイイ」ですが、背筋をのばして歩く60+シニアの情報を集めます。

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エディター

中村 滋 Shigeru Nakamura

BE-PAL、DIME、サライなどライフスタイル雑誌を創刊。

カテゴリ:日用品 絶滅倶楽部 

GNP1位と2位の「ハエたたき」比べ

・アフリカ東海岸にあるザンジバルに旅行した友人から、お土産にハエたたきをもらいました。こっちが「ハエたたきをコレクター」ということを知っているので、はるばる持ち帰ってくれたのですが、中国製です。

・ハイテクじゃない安価な製品ということもあるのでしょうが、GNP世界第2位の中国はアフリカ大陸進出に積極的なようです。アジアでの領土拡大だけではなく、アフリカへの経済援助を通して国際的影響力を強めようとしているのをひしひしと感じた、とそのNさんは言っていました。

・製品の出来は可もなく不可もなく(旧英領ですから、ちょいシャレています)ですが、アフリカのあのハエの多さからすると、こんなもので退治できるのか、あるいはたたき過ぎてすぐ壊れるのではと思ってしまいますが。

・さてGNP1位のアメリカ製もたまたまネットで見つけて手に入れました(もちろんMADE IN CHINAですが)。さすが社会が成熟しています。実用よりもデザイン重視です。パソコンの削除キー(デリートキー)のシャレですね。ハエはエスケープできないと書いてあります。

・他にもアメリカものを持っていますが、ギターの形をしたものですから、はなから実用フライ・スワッター(ハエたたきの英名)ではありません。

・こういうシンプルな道具でも国によって違いがあり、面白いです。日本でもプラスティックのハエたたきが100円ショップで売られていますが、たたき潰したハエをつかむピンセットがついています(気配りの細やかな日本文化の発露であります)。

・それにしてもハエたたきって、日本の都会ではほぼ不要になりましたが、まだまだ途上国以外のフランス、イタリア、スペイン、ドイツ、チェコ、ノルウエーなどなどヨーロッパじゅう(全て持っていますが)で売られています。

・ハエをたたいて潰すという、ワイルドなことを未だに世界中でやってるんですね。今年の流行語大賞であります。

次号12月10日月曜日

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