・出版業界は相変わらず売上が下がり、書店数が減り、規模の縮小が続いています。しかしそんな中で増えているのが古書店で、集まっている神田では1990年代から比べると140%と増加し過去最高といいます。理由は専門化です。言い換えれば、多様化と細分化、それにウエブとの融合という大きなトレンドが生き残りの決め手になります。

・あらゆる業態でこの変革が起こっていて、対応できない組織は国内市場では置いていかれます。デパートやスーパーよりカテゴリー別量販店や専門店、総花的な総合大学より個性的な単科大学、長時間待たされる総合病院より専門病院もそうですし、旅館やホテルも同様、どれも中途半端は退場していきます。

・そんなわけで、ニッチな市場のニッチな店に興味があるのですが(新市場はニッチから始まります)、銀座に歯ブラシの専門店がありました。歯ブラシだけでなく、口内に関するすべてを扱っているのでオーラル専門店といったほうがいいかもしれません。

・歯ブラシ、歯磨き粉、歯間ブラシ、ガム、口臭予防などなど毎日使う健康用品が揃っていて、ドラッグストアで物足りないデンタルマニアには面白いショップです。

・ドイツからやってきたメガデントという歯ブラシ専門店。ドラッグストアにはないものがあります。例えばオーラルケアが進んでいる北欧、スウェーデンの歯間ブラシ、テペは初めてみました。歯間つまようじというブラシの付いたつまようじや歯磨きガムもあります。その他舌ブラシ、口内リンス、デンタルミラーもあり、主にヨーロッパ製品を中心に揃えてあるそうです。

http://www.megadent.co.jp/shop/19_59.html

次号4月20日月曜日