クールシニアのウェブマガジン

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クールは「カッコイイ」ですが、背筋をのばして歩く60+シニアの情報を集めます。

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中村 滋 Shigeru Nakamura

BE-PAL、DIME、サライなど
ライフスタイル雑誌を創刊
著書にスマートフォンの
生活革命を書いた
「スマートメディア」デコ刊

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カテゴリ:フード&ドリンク 日用品 絶滅倶楽部 

世界のお玉を集めました

・夏に東京・代々木公園で開かれたアウトドアフェスで、ひさしぶりに新しいお玉を見つけました。チュニジアのオリーブの木で出来たというラドル(お玉)です。

・もう30年以上前から、なんとなくお玉が集まってきてコレクション化しました。はじめは信州の雑貨屋で手に入れた木のお玉で、実際に家で使っていましたが、日本各地に旅をする度に形が違うのに気がついて集めるようになりました。

・カエルの子のお玉杓子は、これに似ているからですが、一説によるとお多賀杓子がなまってオタマジャクシなったそうです。あのイザナギ、イザナミを祀る多賀大社の多賀です。

・「お伊勢参らばお多賀へ参れ、お伊勢お多賀の子でござる」といわれたこの古い神社は、お守りとして杓文字(しゃもじ)を授けます。昔の米飯はパラパラしていたため、丸く窪んだしゃもじだったそうで、いわゆるお玉です。

・というわけで滋賀県の多賀大社を訪ねたら、いわゆる米飯をよそう今の平らなシャモジだけでなく、汁物用のお多賀杓子がたくさん売店にありました。その昔、ここで作って全国各地に流通させたということなので、いろんなタイプのものがあります。

・日本各地でも少しづつ形が違いますが、世界となると料理が水っぽいものから堅いものまで様々なので、お玉も千差万別です。文化人類学的に研究すると面白いかも知れません。

・日本各地でもこれだけいろいろあります。味噌汁、煮物、お粥で活躍したこれらも絶滅寸前で、もはや郷土土産、スーベニール。プラスチックと金属に替わりました。最後は土に還る木製がエコなんですけどね。

・アジアはココナッツの実を使うようです。上がタイ、下がインドネシアのバリ島。

・アフリカはまだ現役のせいか実用的作り。上からボツワナのブッシュマンのオタマ。その下はモロッコのマラケシュ産。大きなものは牛の骨を使いワニの形をしたケニアのもの。下は模様が美しいオリーブのお玉で、チュニジア製。

・ヨーロッパのものです。上から、スウェーデン、ノルウェー、ドイツ、フランス。欧米は保守的なのでいまでも木製を使っているようです。

・ペルーのもの。お玉というより、大きなスプーンです。形が美しい。

・気に入りの4本。上からスープ向きのドイツ、ペルーは豆料理が似合う。褐色のものは木曽、奈良井宿で手に入れた漆塗りのお玉杓子。これが作りも機能も世界一だと思います。一番下は木と骨で出来た一番手の込んだケニアのお玉。

次号11月27日金曜日

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