クールシニアのウェブマガジン

毎週月・金曜日発行

クールは「カッコイイ」ですが、背筋をのばして歩く60+シニアの情報を集めます。

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エディター

中村 滋 Shigeru Nakamura

BE-PAL、DIME、サライなどライフスタイル雑誌を創刊。

カテゴリ:エレクトロニクス 野遊び メディア 

5Gでスマートフォンはどうなるのか?

5G時代が来ると何が変わるのか。例えば5GAI、ロボットで農業革命が起こり、衰退業種から成長産業になるとか、遠隔操作で医療が変わるとか、自動運転が現実的になるとか、公的には大変革が起こるのは想像できます。

 

・一方、我々の持っているスマートフォンはどうなるのか。雑誌編集者的発想では、多分センサーの塊になると思います。

・振りかざすだけで、天気がわかり、お金を払い、外国人と会話し、知識を得、危険を察知・・・といった具合。すでにスマホはそこに向かっているのですが、あらゆる現象、事柄の最先端の感覚器官に進化します。

・スマホが捉えた情報を今は本体で処理していますが、5Gになれば処理はネットのスーパーコンピューター&人工知能が行います。

 

・カメラを例にあげればこうなります。動画とか静止画の区別はなくなり、ボケも被写界深度も露出操作も不要、メモリーも瞬時に5Gでネットに記憶されるので意味がなくなります。レンズとイメージセンサーだけ。一眼カメラという大きな撮影道具があったんだよ、という時代が令和の中頃には来るような気がします。

 

・というわけで、今後の注目企業は村田製作所やキーエンスとかソニーなどのセンサー開発企業です。ここで日本は頑張って、覇権を狙う大国を食い止めて欲しいものです。

 

・ところでこの5Gの通信料ですが、メーカーがデータを集めたいために独自のシステムを作り、料金をどこかに紛れ込ませるのはやめて欲しい。

・例えば、車に5G通信機能を付けてコストをどこかに潜り込ませるのは困ります。生涯乗るわけではないし、通信機も古くなります。

・何が言いたいかというと、個人が持つスマホの5Gを使ってくれれば、二重支払いが不要になり、買い換えで常に最新の機能が手に入ります。メディア、評論家や経済学者は企業寄りなので、ここを言わないんですね。すでに消費者は車メーカーのカーナビではなくスマホの常時更新の最新ナビゲーションを使っているのに。

 

5Gは革命的大変革ですが、そこまではまだ時間があります。スマホを使ったこんなバーチャル図鑑が登場しました。図鑑にスマホをかざすと虫が3Dで動き、見たい部分を自分で決められます。ボローニャ・ブックフェア2018で金賞受賞(デジタル部門)だそうです。教科書はこうなりますね。

・便利にはなりますが、果たして副作用はないのかも考える必要があります。

3D図鑑虫AR 東京書店 1480円。ヘラクレスオオカブト、アレクサンドラトリバネアゲハ、マダガスカルゴキブリ、リトルバリア ジャイアントウェタ、オオスズメバチなどなど。iEXPLOREという無料のアプリ(iOSAndroid OS)を入れ、スマホのレンズを向けるだけです。

次号56日月曜日

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