クールシニアのウェブマガジン

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エディター

中村 滋 Shigeru Nakamura

BE-PAL、DIME、サライなどライフスタイル雑誌を創刊。

カテゴリ:エレクトロニクス 

ハイエンド・ミラーレス第二弾

オリンパスの新型ミラーレス交換式カメラ、OM-D(24ミリF2付き)。あるいはE-M5、どっちがカメラの名前なのかわかりません。見た目はかつてのフィルムカメラ時代のOMシリーズです。デザインの好みからすればここまで昔に戻らなくてもと思いますし、斜めのモードダイヤル、他のアルファベットと合わないイタリックのE-M5ロゴ、中途半端に盛り上がったグリップとか突っ込みどころ満載で、他社も含めてもう少し長持ちするデザインが考えられないのでしょうか。デザイナーはこれで満足しているんでしょうか? それはともかく、この機種バカ売れで、事前予約したのに20日以上待たされました。

E-P1E-P3E-M5というオリンパスのミラーレスは並べてみるとやはり正常進化ではなく不完全変態です。体積自体は増えて重くなっていますが、幅は小さくなっているのがわかります。

デザイン上の理由でこのバッテリー&グリップを購入。使い方からいってバッテリーは必要ないです。

2段式になっているグリップの上だけつけ、これを常用。デザインが落ち着き、持ちやすく使いやすい。これだけ売って欲しいという声が多いそうですが、よくわかります。このセット写真がどこにも掲載されなかったので、ショールームに見にいき、バッテリーを外してつけたりしなければなりませんでした。

マイクロフォーザーズというこのコンパクトカメラのレンズ、オリンパスはなかなか出しません。このE-M5と同時に24100ミリというズームレンズが出て、超広角から中望遠までカバーし、これ一本で足り、ムービーには便利ですが、レンズ交換式なんですから、長く大きく重いのはどうなんでしょう(さらにオリンパスのズームはなぜかロックが付いていて面倒くさい)。それより高性能な100ミリぐらいの望遠マクロがあれば、24100のレンズ2本でほとんど撮影できます(120ミリを今年出すそうですが)。

というわけで、パナソニックから出ているライカの90ミリマクロを使っています。オリンパスから発売されればこんな太い胴体にはならないはずです。

ライカマクロとE-M5で撮影した日本の宝石虫「アオカナブン」。露出補正、ホワイトバランス調整、連続フォーカスなどなど、E-M5あるいはOM-Dは今までで最も使いやすく優れたミラーレスカメラです。

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