クールシニアのウェブマガジン

毎週月・金曜日発行

クールは「カッコイイ」ですが、背筋をのばして歩く60+シニアの情報を集めます。

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エディター

中村 滋 Shigeru Nakamura

BE-PAL、DIME、サライなどライフスタイル雑誌を創刊。

カテゴリ:ファッション 季節 

軽くて暖かいフェルトの帽子

・寒くなったので帽子の季節到来です。帽子、マフラー、手袋はそれぞれ着衣一枚分といいますから重要です。暖かいのはフェルト製で、普通は中折れ帽(フェードラとかボルサリーノともいいます)ですが、もっと遊びっぽいポークパイが好きです。

・ポークパイと呼ばれるものは売られていますが、元々のフェルト製の浅いものほとんど見かけません。そこで帽子専門店に夏の終わりに頼んでいたのですが、やっと届きました。ポークパイというのは、イギリスの豚肉のパイに似ているのでそういうらしいのですが、19世紀の中頃、遊び人の英国紳士に人気の帽子だったそうです。

・トップの高いフェードラとちがい、ぺしゃんこの形が特徴です(低いのがなかなかありませんが)。レスター・ヤング、イリノイ・ジャケーなどのジャズミュージシャンやサイレント映画スターのバスター・キートン、著名なダンサーのフレッド・アステアもこれです。中でも映画「フレンチコネクション」で主役のジーン・ハックマンがかぶっていたのが、よれたポークパイでした。

・Bailey製のDarronポークパイハット。MADE IN U.S.A.です。ライトフェルトという軽いフェルトなので、頭に載せていて快適。似たようなものが3000円台であり使いましたが、重く作りは違います。

・サイズが標準のL(58.5cm)だけでなくXLもあり(もちろんSやMもあります)、頭でっかちの日本人でもOKです。ウエブでも手に入りますが、帽子専門店のOVERRIDEにあります。14000円+税。

・汗止めテープを貼って若干サイズ調整ができます。1922年創業のハリウッドの老舗ベイリー社製。あくまでも好みの問題ですが、低くツバが小さいのがポイントです。

次号11月30日月曜日

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