クールシニアのウェブマガジン

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中村 滋 Shigeru Nakamura

BE-PAL、DIME、サライなど
ライフスタイル雑誌を創刊
著書にスマートフォンの
生活革命を書いた
「スマートメディア」デコ刊

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カテゴリ:インテリア 野遊び メディア 

古い図版を使って大人の塗り絵

・田んぼに流れ込むホソはコンクリで固められ、池や小さな沼は宅地開発で埋められ、都市近郊の水辺から水田雑草や水草は姿を消しました。

・トンボが飛び交い、メダカ、クチボソが泳ぎ、ゲンゴロウとかアメンボの棲む池。そして水の中には水草が揺れている・・・が少年時代の原風景でした。

・20数年に渡って日本の固有種水草を、姿を消す前に目に焼き付けておこうと思った理由でもあります。この水草ウォッチングで使ったのは北隆館の「日本水生植物図鑑」で、昔は本格的なのはこの大滝末男さんの図鑑だけでした。この後、文一総合出版の「日本水草図鑑」角野康郎・著が出ます(15000円もします)。

 

・ただ水草といえば、図鑑もアクアリウム用もアマゾンや熱帯のそれが主で、ペットショップで売られている水草はオオカナダモとかカボンバなどの外来種です。

・北隆館の水生植物図鑑はモノクロの図版です。そこで、水草を見つけるとこの図鑑に色をつけました。大人の塗り絵です。遭遇のたびに色が増えていくので面白くなります。水草に限らず昔の復刻図版も使えます。例えば柏書房「資料日本歴史図録」など。

 

・ところで、日本の水草の中では特に金魚藻が気に入りで、地方によってマツモ(東京はこれです)、ホザキノフサモ、クロモと金魚鉢に入れるキンギョモが変わります。さらにホザキノフサモが姿、形、水中での揺れ方が最も美しい。

・このホザキノフサモと思われる北欧の版画を、ウサギノネドコという自然をテーマにした東京・谷中のセレクトショップで見つけました。

・1920年代の図鑑用の多色刷石版画だそうですが、その昔、北隆館の一色刷りに色をつけたものとほぼ同じです。

・ウサギノネドコは小さな博物館のような店ですが、テーマは「自然の造形美を伝える」とかで、鉱物、植物、昆虫の標本やアクセサリーが並んでいます。イベントやフェアやネットと違い、常設の実店舗なので、姿形を目の前で見ることができます。先にできた京都店は、カフェもあり宿泊もできるそうです。

ウサギノネドコ東京店 http://www.usaginonedoko.net/tokyo/

東京都台東区谷中2-3-3

次号11月8日金曜日

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