クールシニアのウェブマガジン

毎週月・金曜日発行

クールは「カッコイイ」ですが、背筋をのばして歩く60+シニアの情報を集めます。

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エディター

中村 滋 Shigeru Nakamura

BE-PAL、DIME、サライなどライフスタイル雑誌を創刊。

カテゴリ:メディア 

60種150羽の鶏を一気に見られます

・焼き鳥の美味しい季節です。鶏肉は食肉の40%を占めるそうで、日本人は一人年間10kg以上を食べるといいます。肉だけではなく卵もあるし、ペット、観賞用としても平安時代から飼われており、さらに共同募金の赤い羽根、安い羽ばたき、それに釣りに使う毛鉤もニワトリのネックを使います。

・という具合に4000年前から人間と関わってきた、そのニワトリ60種150羽の標本(東京大学コレクション)が、今文京区教育センターでずらり展示されています。ビックリします、面白いです。

 

・セキショクヤケイ(赤色野鶏)。現在のニワトリは中国、インド原産のこの赤色野鶏から改良され、4倍の大きさになったといいます。

 

・コーチンは肉用として知られ、有名な名古屋コーチンは江戸時代に名古屋のニワトリと中国原産のコーチンを掛け合わせた改良種。肉でポピュラーなブロイラーという名は肉用若鶏の呼称で、コーニッシュ種とプリマスロック種を交配させたものだとか。

 

・最も普通の種・レグホンは卵用のニワトリで、白色レグホンが有名ですが茶もいます。イタリアの地名です。

 

・大型といえばこのインド原産のブラマ。昔は肉用で飼われたのですが、今はペットに。

 

・最小のニワトリはウズラオ。尾がない。

 

・日本のチャボ(写真はカツラチャボ)も小さく観賞用で有名。

 

・この姿の美しいショウコク(小国、正刻、正告)は、時を告げる鶏として平安時代から宮中で飼われていたらしい。闘鶏にも使用。

 

・非常に珍しいという希少種のドンタオ。ベトナム北部ドンタオ原産。太い足が特徴。

 

・会場の3か所に解説のVTRが流れています。会場は文京区教育センターですが、1階のロビーに案内もポスターもなく受付で聞くと2階と教えてくれます。最寄りの駅は地下鉄大江戸線本郷三丁目。10月17日まで。

次号10月12日月曜日

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