クールシニアのウェブマガジン

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クールは「カッコイイ」ですが、背筋をのばして歩く60+シニアの情報を集めます。

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エディター

中村 滋 Shigeru Nakamura

BE-PAL、DIME、サライなどライフスタイル雑誌を創刊。

カテゴリ:メディア 

アート、芸術は個々人が評価するものです

・今年の夏、「万引き家族」という邦画がカンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを受賞しましたが、文科省の祝意を是枝監督は辞退し、話題になりました。

・色々言う人がいますが、芸術作品に関わる人間の態度として納得できるものです。評価のはっきり判るスポーツ選手や囲碁将棋士などが国民栄誉賞を貰うのは一向に構わないと思いますが、文学、コミック、映画、絵画、彫刻、音楽などなどの芸術、文化作品の価値は、国が決めるものではありません。

 

・さらに言うなら、これらアートについて評論家やメディアの評価は参考意見に過ぎません。日本では印象派の絵画に人気があるのは、教科書に多く載っていて刷り込まれているからだと言う人もいます。

・自分が良いと感じたものが良いものです、音楽でも絵画でも。というようなことを感じさせる展覧会が今、東京ドームそばのGallery AaMoギャラリー・アーモで開かれています。「バッドアート美術館展」。

 

・このMOMA(ニューヨーク近代美術館)ならぬMOBA(Muesium Of Bad Art)バッドアート美術館は、アメリカ東海岸のボストンにあって、評価は高く世界最高の美術館50選に入っているそうです。

・作品はどれもゴミ箱やリサイクルショップで回収されたものです。下手でバランスが悪く、なにこれ変・・・・と、素人でもツッコミ、評論できるわかりやすい作品の数々ですが、奇妙に魅力があり、美術館収められているものより知的刺激に溢れています。

・百聞は一見に如かず。2019年の114日まで。

・作品には漫画家のしりあがり寿氏のコメント(ツッコミ?)がついています。

・模写ではなくパロディーですね

・似顔絵もあります。それと判るところがすごい。

・この間サザビーズのオークションにおいて1.5億円で落札されたバンクシーの作品のさきがけ。シュレッダーではなく、散弾銃で撃ったらしい。

・溢れるペット愛に画力が追いつかない作品①。

・溢れるペット愛に画力が追いつかない作品②。

・溢れるペット愛に画力が追いつかない作品③。

・千手観音像か、ダビンチの人体図か。

・不条理ももちろんあります。なお、この美術館、作品募集もしています。条件があります。何かを真剣に伝えたい芸術作品であること、何かの都合でズレてしまったが、何か人を惹きつける・・・・そんな作品であること。

https://www.tokyo-dome.co.jp/aamo/event/MOBA2018.html

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