・不思議な古道具を手に入れました。売っていた東京・中目黒のアートスペース「こうもりや」の店主によれば、伝票や書類などを吊り下げるものでは、というのですが、軽合金の頑丈なアーム、強力なバネ、交差する針で構成され、こんな大げさなハンガーフックをいったいなにに使ったのでしょうか。

・請求書、投票用紙、申告書などの重要書類や手紙、原稿を、電話の横とかにぶら下げておくと、必要なとき慌てずにすみます。このため昔から、洗濯バサミに針金のフックを付けたハンガーペグというものを使っています。

・ただし薄い紙や重い封筒は、木の洗濯バサミでは支えられず落ちてしまいます。その点、この古道具ならどんなものもぶら下げられ良さそうに見えますが、存在感があり過ぎます。

・左が2000円で購入したハンガーフック。針が交差するタイプなので落ちません。輪が付いているので、ロープに連なった図を想像しますが、さて何を下げたのでしょう。

・右が今でも手に入るハンガーペグ。長さ13.5cm、300円。

http://www.bytrico.com/shopdetail/086014000011/

次号7月18日月曜日