クールシニアのウェブマガジン

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中村 滋 Shigeru Nakamura

BE-PAL、DIME、サライなど
ライフスタイル雑誌を創刊
著書にスマートフォンの
生活革命を書いた
「スマートメディア」デコ刊

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カテゴリ:文房具 

躑躅や薔薇、顰蹙が重ならずに書けます

・この春、発売されたのに店頭にほとんど出ないシャープペンシルがあります。ORENZNEROというぺんてるの新製品です。理由は組み立てに手作業が多くて生産量が少ないということらしいです。

・そこで「世界堂」で予約したらこの日本一の文具店でも「いつ入荷するかわからないです」といわれ、手に入るまで約2か月かかりました。今でも小さなパンフレットがあるだけで店舗に見本もありません。

・ぺんてるは昔から極細シャープが得意で、今から49年前に世界初の0.3mm芯のPENTEL Mecanicaを出しています。当時のグラフィックデザイナーは皆これを使っていました、今と違い紙に線を引いてレイアウトしていましたから。

・今回の製品は0.3mmに加えて0.2mm芯もあります。これが筆記具として使えるのは、優れた樹脂素材の極細芯(1960年登場)と、芯の減り具合に合わせて先端パイプがスライドするシステム+ペン先が紙面から離れると自動で芯が出てくるノック不要の自動芯出し機構によるものだそうです。

・このおかげで、なんと芯が2Bまであります。ORENZNEROの0.2mmを使えば、いま咲き誇る躑躅(今年は当たり年)やこれから季節を迎える薔薇、そして多用する顰蹙などという字を重ならずにきれいに書けます。

・上が1968年発売のPENTEL Mecanica(初期モデル)。45年ほど前、取材や写真撮影はもちろんレイアウトも編集者がこなしたので、これを購入しました。価格は今と同じ3000円。初任給換算すると現在なら20000円相当です。ケース入り美品が30000円ぐらいでネットに出ています。先端を回すと保護カバーがペン先を覆います。

・ぺんてるORENZNERO 3000円+消費税。0.2と0.3があります。カラーはブラックのみ。

・1ノックでペン先と芯が出てきます。このままノックすることなく(ノックすると芯が出過ぎて折れます)書き続けることができます。最後はノックしたまま紙に押しつけるとパイプごと引っ込んで先端を守ります。

次号5月8日月曜日

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